1960年 Dr. Willmar Schwabe Pharmaceuticals は世界で初めてイチョウ葉エキスの研究開発に着手し、1973年イチョウ葉エキスの新医薬品規格として「EGb761」の開発に成功、1988年「TEBONINFORTE」がドイツ全医薬品における売上のトップとなりました。

当社はこのような歴史と実績のあるイチョウ葉エキスのパイオニア Dr. Willmar Schwabe Pharmaceuticals の100%子会社として、イチョウ葉エキス（スイス　リネア社製）を販売してきましたが、2019年８月29日をもって社名を「シュワーベ・ジャパン株式会社」から「リネア・ジャパン株式会社」に変更し、新たなスタートを切ることにしました。

これは、シュワーベグループとしての関係性はこれまで以上に堅持する一方で、国内唯一の総代理店として、国内独自の品質マネジメントや販売戦略の展開を可能にすることで、シュワーベのイチョウ葉エキスの価値を正しく消費者に浸透させ、煩雑化しているイチョウ葉エキス市場を建て直していく信念と覚悟によるものです。

イチョウ葉エキスの「脳の血の巡りを改善し、記憶力を維持します」といった機能性表示は、国内では、当社が独占的に扱っているシュワーベ社EGb761の論文による裏付けがあってこそ可能となります。当社がdaily dose 120-240mgを推奨しているのはこの確固たるエビデンスによるものです。

しかしながら、”シュワーベ”や”リネア”の冠を掲げながらも、「EGb761」とは全く異なる品質のイチョウ葉エキスを使用していたり、あるいは、daily doseも120mg未満で推奨しているなど、国内市場は消費者に優良誤認を招くような危機的状態に陥っています。シュワーベグループの国内唯一の総代理店の当社としては、このような”シュワーベ”や”リネア”のブランド価値が損ないかねない状況をこれ以上、見過ごすわけにはいきません。

今後は、消費者にシュワーベのイチョウ葉エキスのエビデンスに基づいた正しい価値を積極的に情報発信していくとともに、消費者庁や保健所などの行政機関の協力も仰ぎながら、当社に賛同いただいている企業様と共に、国内市場のイチョウ葉エキスの是正に信念と覚悟を持って取り組んでいく所存でございます。

より一層のご理解とご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。

代表取締役高本隆一